棒術 

昔は作州では「作州で棒振るな」と云う諺があった程に農民の間でも棒術が盛んであった。 百姓や子供までが棒術を稽古しているので、少々の使い手でも笑われると云う意味である。

 六尺棒を剣棒と云い五尺(四尺六寸二分)の棒を真棒と称し両方を習得することで真剣に対 す事が出来る。初心者に体捌きや、間合い、拍子等の武道的な動きと理合いを安全に早く習得 させる事に適す。準備体操をかねて稽古の最初は棒術の基本をするのが習わしである。