聴風館の系譜

元祖 竹内中務大輔久盛
美作垪和郷一ノ瀬城主久盛が天文元年六月二十四日に愛宕の山伏から小具足、捕手、迅縄を相伝されて創流。次男久勝に流儀を継がす。

二代 竹内常陸介久勝
日下捕手開山を後水尾天皇より賜る、天正年間武者修業する。

三代 竹内加賀介久吉 
日下捕手開山を霊元天皇より賜る門人墨付三千八百余名。

四代 竹内清大夫正次
岡山藩士旧姓菊池、播州大阪生まれ祖父の代から豊臣に仕え大坂の陣の後に父は牢人、武芸に達して久吉から竹内姓を賜る。寛文元年に備前岡山藩に 御徒として召し出され、御参勤道中五拾駄奉行を務め岡山新田藩(生坂藩)の指南役と して竹内流を備中に広めた。この系統から明治頃に多くの達人が輩出した。

五代 山本数右衛門久儀
岡山藩士 岡山新田藩(生坂藩)指南役

六代 清水吉右衛門清信
岡山藩士 御城代支配御徒格 岡山新田藩(生坂藩)指南役

七代 吉田茂市清房 
免許 

八代 石河宗介仲直 
御城代支配御徒格 岡山藩士

九代 三宅清七郎常明 
岡山藩士 岡山新田藩(生坂藩)指南役

十代森源介勝政
岡山藩士 御郡方支配樋方下奉行

十一代高嶋仁大夫久行
備前児島迫川住

十二代高木(渡辺)利忠次久信 
旧姓渡邊父の利忠治安信に習い父の師の久行から免許を受け連島 腕村に道場を開く。嘉永二年宗家竹内久雄に入門し久居から習う。

十三代山崎久治信正  
備中豊洲村早高に生まれ帯高に道場勇武館を設立、弟子の井谷岩三は渡米し 八年間滞在し在留の日本人や米国人に教えて海外に広めた。門人千三百名 

十四代竹内綱一正取 
帯高に日新館を開き当時十三才の中山和夫を教え、岡山大学古武道部師範 となり多くの門人を育てた。

十五代中山和夫取真 
日新館二代館長、岡山大学古武道部創設し初代主将、古武道部二代師範(昭和 三十七年)倉敷市帯高に日新館を建て多くの門人を育成する。平成十七年没。

十六代小野陽太郎真人
昭和四十年岡山大学古武道部九代主将 昭和四十五年取真より聴風館設立 認可、同志社大学古武道部師範、昭和五十三年取真より免許皆伝師範印可 平成二年取真より第十六代師範を賜り分家

高城茂彰人継(八段皆伝、東京新風館師範)白石真吾人紀(六段免許玄風館師範平成廿一年没) 渡辺直樹人信(七段免許、兵庫仁風館師範) アンナ・シーボーン人和(英国松風館師範) アントニー・エーベリー人成(メキシコ暁風館師範) ウエーン室本人綱(ハワイ正風館師範) アレックスキャスク人勝(カナダ翔風館師範) 鶴見健司継真(新風館師範、玄風館後見師範) 清水宏一継正(新風館師範)斎藤智行(玄風館代表師範代) 細尾哲史人行(聴風館師範) 西村裕行人清(聴風館師範) 山内俊和人護(聴風館師範) 柳本和宏人居 (聰風館師範) フィリップ・ガーニ人厳(翔風館師範)